2008年12月2日火曜日

ブログ移転

本日付でブログをFC2様へ移転いたしました。以降の更新は以下のブログで行います。

http://ryorinovels.blog90.fc2.com/

リンクを張られている皆様は、お手数ですがリンクの変更をお願いいたします。
何卒。

2008年11月25日火曜日

レポート作成苦戦中

過去の机上神姫レポートを掲載する、とは言ったものの、ちょっと苦戦しております。
 というのも、Bloggerの場合、画像の大量投稿が非常にしづらいのです。
 
 ブラウザからの通常投稿の場合、一度に五枚ずつしかアップロードできず、しかも投稿箇所が文頭のみで投稿順も崩れてしまいます。利便性をまったく考えていない作り。
 そこでただいまScribefireというアドオンを導入し、何とか対策を整えております。
 画像投稿は簡単になったものの、今度は自動サムネイル化が行われないため、画像の一つ一つにHTMLで付け足さなければならない始末。うぬぬ、道は遠い。

 27日にmixiオープン化の発表がされるとは言いますが、その内容が「オープンSNS化」だったとしても、すぐにそうなるわけではないようですし。

 いっそブログを移転してubicast bloggerを導入しようか……。リンクの少ない今がチャンスかもしれませんね。

2008年11月14日金曜日

【開催告知】机上神姫関東支部・12月度テストプレイ会in板橋

 mixiばっかりでこちらの神姫脳はほったらかしの涼荒井です。ご無沙汰しております。

 さて、突然ですが皆様は「机上神姫」をご存知でしょうか?
 本ブログでレポートを掲載している「神姫はんまー」とは別の、武装神姫を用いた卓上バトルゲームです。
 「はんまー」が数十ユニット同士のぶつかり合う大規模作戦ゲームだとするなら、こちらは2vs2、3vs3のよりミクロな視点で展開される戦術ゲーム。フィールド上では常に神姫が動き回る、アクティブでスピーディな展開が最大の特長となっております。
 このたび新潟の御本家から正式なご許可を頂き、関東支部を発足することと相成りました。
 そして、来たる12月7日。わたくしの主催で、関東公式としては初めての(関東開催としては試験開催、非公式開催を経て3回目の)テストプレイ会を開催いたします。


<机上神姫関東支部・12月期テストプレイ会>

  ◎開催日時:2008年12月07日(13:00~21:30)※時間いっぱい行う予定です。

  ◎開催場所:東京都板橋区・東新町集会所(東武東上線ときわ台駅より徒歩10分)
  ※【地図

  ◎参加資格:武装神姫、MMS使用アクションドールを含めた10~15cm程度ののアクションフィギュアとそのオーナー

  ◎参加費用:お1人200~300円(参加人数に合わせて調整します。いっぱい来てくれればそれだけお得に!)

  ◎その他必要なもの:6面ダイス、マーカー(ボードゲームの駒やおはじきなど。フィギュアの位置を示すために使います。同じものが二個あればOK)、メジャー、プレイシート(公式サイト【机上神姫支部】でダウンロードできます)
  ※これらは当日主催者もご用意いたします。



 なお、机上神姫経験者の方やルールをご存知の方は、事前にプレイシートを作成してきていただける
と幸いです。
 もちろん、当日にプレイシート作成&レクチャータイムは設けますので、初めての方もふるってご参
加ください。
 
 本ブログでは紹介として前回前々回のレポートを掲載してゆく予定です。中身はmixiからのコピペですが(爆)
 お楽しみに。

2008年6月4日水曜日

6月1日:ミクロマン&武装神姫はんまーin板橋

~2008年6月1日、板橋区~
 付近住民からは「森と丘」というそっけない名前で呼ばれる地域に、久方ぶりに怪物が確認された。


 ハンターたちの中では比較的ポピュラーな飛竜リオレウスのうちでも、
 ここ板橋付近でのみ確認される変種、「レオリウス」である。


怪物討伐のために、日本各地から手練のハンターたちが終結した!

*      *      *

クエスト名:ミクロマン&武装神姫はんまーin板橋

報酬金  :プライスレス

契約金  :150~200円

制限時間:3時間

指定地  :森丘

主なモンスター:
リオレウス変種「レオリウス」

特殊条件:
なし

クエストLV:G★★★★

成功条件:
全てのフラッグを取る。
又はタイムアップまでに多くのフラッグを所有
又は敵チームの全滅。

失敗条件:
全てのフラッグを相手チームに取られる。
又はタイムアップまでに取ったフラッグの数が相手チームの方が多い
又は味方チームの全滅。

依頼主:板橋はんまー主催者刀
依頼内容:
今回は二つのチームに分かれて空の飛竜リオレウスのいる地域でフラッグの取り合いを
してもらいます。
リオレウスを倒してもかまいません。何故なら、彼も一つのフラッグなのですから。
それでは皆様がんばってください。
モンハン厨でスマソ・・・ww
(主催者・刀さんのブログより抜粋)
*      *      *

かくして、レオリウスをめぐるハンター集団同士の戦いの火蓋が切って落とされたのであった!
(あれ、当初と目的が変わってる?)


 『ミクロマン&武装神姫はんまー(以下、ミクロ神姫はんまー)』とは、フィギュアを用いて行うテーブルトーク「ウォーハンマーRPG」をモチーフにして構築された1/6ドールの戦うメイドさん戦略シミュレーションゲーム「めいどはんまー」から派生したゲームの一つです。ミクロ神姫はんまーはその名の通り、メイド服を着た1/6ドールの代わりに、ミクロマンや武装神姫など、「身長8~15cmくらいの小型アクションフィギュア」をキャラクターとして戦わせます。
 ミクロ神姫はんまーは現在、東京、千葉、名古屋で開催されています。用いるフィギュアの性格上、ハンマーの中でも非常にフットワークが軽く、また参戦するキャラクターが多彩です。

詳しいルールや今後の開催予定などは、本家ホームページからどうぞ。

『めいどはんまー』
http://www37.tok2.com/home/maidhammer/


 さて、本記事では午後から行われた本戦の模様をお伝えします。
 まずはチーム紹介から。

 我がなぼ子さんの所属する黒チーム。

 黒なのはさんのレイジングビットや、ズダえーかさんの対艦ライフルなど、主に遠距離狙撃武器に特化した構成。そうした長距離射撃支援を受けつつ、ミクロモーラさんやうちのなぼ子さん等近接戦闘に秀でたユニットを突撃させます。

 相手側、白チーム 。

 アムドライバーのバイザーやマジキングなど、乗り物や機動兵器に恵まれたチームです。また、白魔法によるヒーリングやマジアニキ(マジグリーン)の料理など、回復手段も豊富です。機動力と防御力を併せ持った構成を生かし、すばやく戦線を前進させることに長けたチームです。

 中でも魔女サンドリヨンが乗っているマジキング、AT扱いです。ATとはもちろんオートマチックのことではなく、アーマードトルーパーのことです。装甲騎兵ボトムズの。そうそれ。
 これはもともと、やまとのスコープドッグに武装神姫が、タカラトミーのATにはミクロマンが搭乗できることをゲーム中でも有効にするために追加されたルールで、それらに乗ったユニットはとんでもなく強くなります。
 どれくらい強くなるかというと、戦力比ではAT一体に対してノーマルユニット四体分です。具体的には、強大なヒットポイント、ダメージ軽減措置、アームパンチやヘヴィマシンガンをはじめとした一発で致命打を与える武装、ローラダッシュによる怪物的機動力。これら全てを兼ね備えています。ここまで書くと本当に非の打ち所の無いルールに見えます。まあ、対処法はいろいろあるのですが・・・・・・。
 そんなわけで、ATが参戦する場合、ゲーム開始前のチーム編成段階でユニット数が調整されます。
 いやいや、これは強敵だ・・・・・・。と思いきや、
 パイロットがとんでもないへっぽこ(別名:オイシイ役どころ)であることが判明。これが後に大波乱を巻き起こすことになるとは・・・・・・(と、伏線を張っておく)。


 そして、本ゲームの主役であるレオリウス。
 フィールド中央に巣を張っており、以下のルールが適用されています。(主催者刀さんのブログより抜粋)

*      *      *

HP40の非常に凶暴な個体です。
リオレウスの胴体から半径30cmをリオレウスの行動範囲とします。
その範囲に入ったドールさんは、リオレウスに見つかってしまいます。
リオレウスからの攻撃はありませんがドールさんが白兵戦フェイズで攻撃をしてきた
場合リオレウスも反撃してきます。
ドールさんはリオレウスの攻撃を避けれるかどうかを、この時ダイスを振って決めなければ
なりません。
ダイスの出た目によってダメージも変わります。

1:突進を受けてしまう(1ダメージ)
2:回避成功
3:回避成功
4:火球ブレスを受けてしまう(2ダメージ[機械]属性や「盾/鎧」等による
  ダメージ軽減効果を無効化します。)
5:回避成功
6:回転尻尾攻撃を受けてしまう。(リオレウスから半径15cm以内にいる
  全てのドールさんに1ダメージ)

リオレウスを討伐するとそこにフラッグが立てられます。(剥ぎ取りはできません。)
このフラッグは通常のフラッグとは違い1つで2つ分のカウントとなります。

*      *      *

 第一ターン、先攻である黒チームの移動フェイズ。
 移動や攻撃など、あらゆる距離判定にはメジャーを用います。一センチの差が勝敗を分けることも。


 なぼ子さんやミクロモーラさん、写真左下のミクロ吉光さんなど白兵組を除いた大半は、至近のフラグを取ったところで待機します。
 これは実は、フィールド中心のレオリウスに射撃攻撃し、なおかつ反撃を受けない賢い(卑怯な)距離なのです。

 特殊技能フェイズ、黒なのはさんのレイジングビットがリオレウスに飛来。

 さらに黒チームの射撃攻撃フェイズに四方八方から銃撃され、レオリウスはこのターンで一気に十以上もダメージを受けてしまいました。レオリウス、唯一の射撃攻撃である火球も届かず、なすすべなし。
 みんな大人気ねぇ(´Д`;)
ちなみに写真中央のパイの実は僕が置いておいたところ、いつのまにかフィールドオブジェクトとして使われておりました(笑)。

 白チームの移動フェイズ。こちらは迷わず戦線を押し上げてゆきます。

 音羽さんの乗ってるルルーシュは「乗り物」です。

 モーラさん(だったかな)からの視点。ブッシュ越しにマジキングの巨体が見えます。ミクロサイズでは戦隊もののロボットトイといえどもかなりの脅威です。

 おや、よく見るとパイロットの頭が見えちゃってますね(伏線)。

 白チーム特殊行動フェイズ、グラビト装備砲子さん(写真左上)のオトモ(今回の新ルールです。モンハンやってる人はわかるよね!)のマオチャオが料理を始めました。この料理で作られた食べ物は、自分で食べたり他のユニットに食べさせることでHPを回復させることができます。

 上手に焼け……ぎゃあああああ!?
 マオチャオ違う! それ食用ちがう!!
 第一ターンは双方ぶつからずに、レオリウスだけが痛い思いをして終了しました。


 第二ターン、黒チーム移動終了時点。

 レオリウスの巣の近くにあるフラッグを、獅子王まお(写真右下)がゲット。ここまでは順調です。


 白チーム移動フェイズ終了時点。パイの実の後方についたなぼ子さんからの視点。


 マジキングがもうこんなに近くに! ローラーダッシュの移動力はあなどれません。


 次のターン、ミクロモーラさんがフィールド右舷で白兵戦闘開始!

 なぼ子さんがその移動力を生かし、リオレウスを飛び越えて加勢へ。
 足りない距離を特殊技能「突撃」で詰め、強制的に白兵戦闘へ持ち込みます。

 音羽さんonルルーシュに集中攻撃! 大ダメージを受けた音羽さんでしたが、「ハンター」技能を持っていたためにアイルーによって後方へ搬送され復活してしまいました。

 右舷にぞろぞろと集まりだす白チーム白兵戦部隊。
 これはヤバイかも……(・∀・;)



 ここで可動狩人ルナマリアが使い魔を召喚。

 ドスアイルー!!
 なぼ子さん、のけぞっています。突然目の前にこんなのが出てきたら誰でもびっくりしますね。


 ドスアイルー召喚に端を発し、右舷はどんどんカオスな雰囲気に

 ここでなぼ子さん、「爪子さん」というご渾名を頂戴いたしました。
 これでキラール・バトロスさんのヴィネットさんこと「角子さん」に並んだぞ! 名前だけ!(ぉ


 こちらは正面戦線。
 ついにマジキングがレオリウスを飛び越えて突っ込んできました。ピンチ!
 しかし、そこで双発飛鳥さんが取った行動とは!!

 迷わずウェポンラック(エリーゼ)投下、白兵戦闘へ移行。ひでぇwww

 ここでマジキングパイロットの魔女がハッチを閉め忘れるという「まぬけ」技能を発揮。
 コックピットに集中攻撃をもらってしまい、あえなく撃破。

 パイロット不在で擱座したマジキングはその場に放置されます。この場合、他のキャラクターが奪って乗ることができます。


 さて、そのころのレオリウスは・・・・・・。

 もはや虫の息。


 ここで事件発生。
 ついになぼ子さんが集中攻撃に耐えられず轟沈してしまいました。

 今際に種族「魔族」技能を発揮し、ドスアイルーに2ダメージ。道連れに。
 よくがんばった! 感動した!

 
 そして、ミクロ吉光のドーピング攻撃により、レオリウスも討伐されました。

 これでレオリウスのフラッグ二本分がフリーに。
 しかし、


 ここぞとばかりに続々集まりだす敵味方。双方ともにフラッグが立てられなくなりました。



 そんな中、乗り物ルルーシュのギアス技能で後退させられたミクロ吉光がドーピング切れで力尽きました。

 レオリウス討伐の一番の功労者です。南無阿弥陀仏(-人-)

 レオリウスの素がどんどんカオスになっていきます。
 マジキングは黒チームのフィグマ長門さんが奪取しました。



 どんどんカオスに。



 どんどん・・・・・・。



 もうこんな按配です。周囲に転がっている戦闘不能ユニットの皆さんが戦場の激しさを物語っています。

 しかし、ここで制限時間の3時間+延長30分が経過し、試合終了。結果は引き分けとなりました。


 最後に記念撮影。タイミングに失敗してまばらに(つД`)


 初参加の神姫はんまーでしたが、ベテランはんまー者の皆さんのサポートにより、初心者の僕でも楽しく参加することができました。
 やはりお気に入りのフィギュアがキャラクターを与えられて動く様子はとってもエキサイティングですね。通常のオフ会とは違った面白さが待っています。
 次はどんなことをやらかしてやろうかと、今から計画しております。

 次回のミクロ神姫はんまーは、7月6日in名古屋。関東開催は7月20日in船橋です。
 さあ君もレッツはんまー!


 公式ホームページ「めいどはんまー」
 http://www37.tok2.com/home/maidhammer/



2008年6月3日火曜日

5月31日:けものやさん主催新宿オフ

 去る5月31日、けものやさんの垂らした釣り糸に引っかかり、新宿和民で神姫オフ(お酒あり)と相成りました。


 が、僕以外の3人のオーナーさんがねこねこマスターであることをつゆ知らず、大ねーこねこ大祭り大開催中の真っ只中にねこ無しで参加することに(つД`)

 からあげにゃー、にゃー、にゃー(みんな目がギラギラしていてとっても怖かった:なぼ子さん談)

 数少ない非ねこのシンメイさんとくっついて動けませんでした。
 猫科が本気を出すとさすがのなぼ子さんもおっかないようです。いや、この数では誰でもおっかないか・・・・・・。
 それにしてもから揚げの数とねこの数がどう考えても合いません。

 お食事第一弾がハケると、食べ物(からあげ)の恨みからか卓上バトルに発展。

 エルガさんがグラドリエルの剣に目をつけ、拝借することに。

 そして案の定、


 しっかりお説教を頂戴するのでありました。

 おっぱいフブキさんによる真剣乳刃取り


 そうこうしていると、お酒の入ったシンメイさんが夜モード勃発。

 家政婦は見た!
ナボーカ(うわあ、すごぉい・・・・・・。ハァハァ)
 な、なぼ子さん?(・∀・;)

 拉致



 団欒


 アイドルなムルメルティアさん。


 夜モードシンメイさんの暴走は続いておりました。

 なぼ子さんのしましまぱんつに釘付けのご様子。
 ・・・・・・心なしかなぼ子さんの顔が紅潮し息が荒くなっているのは気のせいでしょうか。
 やっぱり卑猥なのかorz
 発話切ってなかったらどうなっていたことか。

 そんなハァハァモードの奥では団欒が拡大中。


 妙な形の容器にストローをぶッ挿してトロトロのバナナシェイクを吸い出す様にエルガさんがひと講釈。
 いえ別に深い意味はありませんが。


 メガ☆フルーツポンチ(だったっけ)が2台到着。歓声。




よじ登るねこ。



マスターのためにラムネの口をあけようと奮闘するおっぱいフブキさん。


 そんなこんなでねこねこカオスなねこひと時はねこねこしく終了しました。
 次からは僕もねこを持ってこよう。そう心に決めた夜。

2008年4月3日木曜日

ナボーカ作成にあたって

 事の起こりは11月25日に東京ビッグサイトにて開催されたホビーコンプレックス02、浅井真紀氏のディーラー、F-Faceブースにて。

浅井氏「パパンになってください(超要約)」

 こうして、その場に居合わせたつわものどもは自分だけの神姫を作ることになったのです。
 通称、宿題神姫。
 製作規定は次のとおり。


 使用可能な既製品は、MMS素体(ネイキッドは頭部含む。これがないと始まらない)、汎用ジョイント・パラベラム(プレタポルテ・オートクチュール)、神姫用頭部・プライマリ(当時は001アルフェニムのみ)、公式神姫付属の拡張ジョイント、以上。
 ガンプラや他プラモデル、フィギュア、公式神姫からのパーツ流用不可。
 武装やヘッドは各種マテリアル(プラ版・プラ棒、パテ、真鍮線、特例としてコトブキヤやウェーブのディテールアップパーツ、ジョイント、海洋堂リボルバージョイント等の汎用部品・ジョイント)を駆使してイチから自作すること。
 締め切り、およびおひろめ期日は、年をまたいだ2月24日のワンダーフェスティバル2008冬。

 RyoRIにとってはめっさ高いハードルでした。飛び越えるバーがかすんで見えません。それもそのはず、当時のRyoRIはパテをまともにこねたことすらないフルスクラッチ素人だったからです。
 でも作りました。以上。

 ……で終わっちゃうのもアレなので。
 実動はだいたい一ヶ月ちょっとです。それも本格的に製作が始まったのは一月下旬からです。
 それまでは、神姫用の小物(武器)を作ったり、顔を整形したり、チマチマとした小改造、小製作をいくつかこなして経験を積んでいました。この間にパテをこねて宿題神姫の大まかなパーツを作っては潰し作っては潰しを繰り返して、納得の行く形や仕様が思い浮かぶまでリテイクしまくっていました。

 構想はホビコンの帰りに固まり、
「人の形にとらわれない異形の神姫を作ろう!」

「モチーフはゼノギアスのクレスケンスとロマサガ2のワグナスとMSのガブスレイの脚だな」

「腕とか脚とかなくてもいいよね」
 という流れで、モンスターチックな神姫を作ることが決定していました。

 三つのモチーフのミックスがハーピィ・スタイル、手足欠損+ワグナスがクストゥス・スタイル、という風になりました。手がないのは両スタイル共通なのですが。
 当初はクレスケンスのように頭のジョイントから前翅を、背中から後翅を生やし、腕と脚はないだけ、のデザインにするつもりでした。が、どう頑張っても首のテンション不足で断念せざるを得ず、主翼をバックパックに依存させる事に。結果的にこれが強度を確保する事になり、ウラヂーミルのフレキシブル変形を生み出すきっかけになりました(腕がないのにあたかも腕が生えているように見えるという錯覚もおまけでついてきました)。また、ワグナスに似た蝶の後翅は大腿部拡張ジョイントを利用することになり、図らずもモチーフどおりとなりました。
 武装は規定どおり、マテリアルのみで作っています。プラ版で二次元形状(平面形状)を作り出し、そこにもう一軸をパテで盛り付けていく方式です。場合によっては最後の一軸方面にプラ版を立てて、パテを盛るゲージとして使う(プラ版を立てた内側にのみパテを盛ってゆく)とともに、強度を確保することもありました。
 ほぼすべてのジョイントには、パラベラムのオートクチュール、特に3.3C(凹パーツ)を大量に使いました。各関節には強度確保の為にリボルバージョイントを流用しています。リボルバージョイントの径は3ミリなのですが、プラストライプや接着剤で太らせてあります。

 ヘッドはプライマリの眼球パーツとオートクチュールの5.0C(頭部用凹パーツ)を接着したものに、ジョイント用の3.3Cを2個取り付け、ポリパテで頭蓋後部を作成、このときにフェイス部分を非接着で付けておき、完成後に表情交換できるようにしてあります(眼球部も破損したときのことを考えて両面テープにしとくんだったと後悔)。また頭蓋前部も真鍮線接続にし、前髪と後頭部を着脱可能にしてあります。後々バイザー状の武装を追加製作する場合にも、手間がかかりません。
 頭髪はポリパテ頭蓋の上にエポパテを盛り付け、デザインナイフ一本で整形してます。べた付きを抑えるために若干量のメンタームを混ぜております。もちろんこの頭髪整形も人生初の試みでしたが、なかなか上手くできたと思います。
 眼球シールはプライマリ001のもの(旧式)に、ミリペンで縦長の瞳孔を入れて爬虫類おめめにしてます。はがれやすいので後で新型シールに交換する予定。
 フェイス部分はプライマリ001をそのまま流用ではなく、サル顔気味だった鼻の下を掘り込んでリアル寄りにしてあります。

 素体はネイキッドフレッシュ1に光沢トップコートを吹いただけです。
 現在ネイキッドそのものが売り切れのため、予備素体がほしいところです。

 結果的に武装フルスクラッチとなり、自作スキルが跳ね上がりました。ホビコンでの宿題がなければ、ここまでスキルアップすることはなかっただろうし、ナボーカにも出会えなかったでしょう。
 スターターに点火してくれた浅井真紀氏、および、製作にあたって多方面からアドバイスを下さった武装紳士の方々に心からの感謝を申し上げます。

2008年4月2日水曜日

ニンフェット型MMS ナボーカ 設定編(途中)

タイプ:ニンフェット型MMS(MMS type NYMPHET)
素体名:ナボーカ(NABOKA)
固体名:コアントロー(Cointreau)


概要:
 一個人によるハンドメイド武装神姫。作者とオーナーは同一。
 フェイス部分にアマチュア神姫パーツディーラーF-Faceのプライマリ001アルフェニム(小加工)、コアユニットおよび素体にオフィシャルのNAKEDモデルを流用しているほかは、すべて手作りの部品で構成されている。
 AIもフリー素材やウェブ公開されているプログラム、参考書等を用いて作者本人が組成を行っており、モデルとなった神姫がいない。ただしやはり素人によるプログラミングのためか一部にミスがあり、正常に起動はしたものの、オフィシャルの神姫よりも初期段階で卑猥になってしまっている。
 具体的には通常、オーナーの年齢などで規定され(いわゆるチャイルドロック)、また育成次第で変動するはずの倫理レベル(オーナーが成人しており、かつそのような目的で育成した場合擬似的な性行為も可能になる)が最初から振り切れており、卑猥な発想、卑猥な発話を平気で行う。
 要するにこのままではセンターに赴いてバトルに参加することはおろか人前に出すことすらはばかられるため、応急的措置として外出する際や他人とコミュニケートする時には発話機能を切って言葉を話せなくしている。
 起動後のリプログラムはリスクが高く(どこをミスったのかオーナー本人さえ分からない)、また卑猥である以外はいたって普通に活動しているためバグではなく個性とみなされ、かつ、イベント配布を目的としたアマチュアコアユニットという扱いでもないため公式によるサポートが受けられない。よって性格的な問題はこのまま放置される見込みである。

 パーソナルネームは『コアントロー』であるが、MMSの起動手順上名づける必要があるため付いているだけである。ナボーカタイプは彼女一体のみなので、オーナーももっぱら「ナボーカ」「なぼ子さん」と呼んでいる。


武装について:
 ナボーカの武装はすべてのオフィシャル武装神姫に共通する「人型もしくは人型の機能を拡張する武装デザイン」にはなっていない。装備状態は半人半怪物の異様なシルエットとなり、戦術も「格闘型」や「射撃型」など在来のカテゴライズにおさまらない独特のものとなる。
 「非人型によるより高次元での戦況適応」をテーマにしており、「装備状態がナボーカにとっての素体状態」という奇抜な発想から来ている。固定された武器がほとんど無いのもそのためで、バトル時はこれにさらに個々の武器を取り付けていく。
 人間型の関節可動システムに準拠しないため、純正武装よりも多くの訓練期間を必要とする。


部品概要:
・複合リアユニット ウイングアーム“ウラヂーミル”
 ナボーカの高次戦闘適応力の要となるパーツ。武装のシルエットは異様であるが、構成は既存の神姫に多く見られる背部武装依存のスタンダードなタイプである。
 本パーツはリアウイングAAU7に匹敵する飛行機能を持ちつつ、各部に可動関節を配することによって変形次第でチーグルのようなサブアームとしても使用できる。変形といっても形が明確に分けられられてはおらず、状況に応じてフレキシブルに動かす。「ウイングかサブアームか」ではなく、「ウイングでサブアーム」である。
 各部にジョイントが配されているので、さらに武器を搭載することができる。
・1.0mmスパイカー
 ウラヂーミルの手のひらに内蔵された、ナボーカ唯一の固定射撃武器。相手に突き刺さった後貫通しないスパイク弾を高初速で連射する機銃。弾の性格上射程が短銃系統以下で、命中精度も良いとはいえない。それらのデメリットを高い発射サイクルで補う、いわゆる「ばらまき系」の武器である。
 ターゲットの後方に壁などがあった場合、串刺しにすることもある。
・補助推進器“アーダ”
 二の腕ジョイント部分から腕を丸ごと交換するスラスター。本体部分と整流器を兼ねたロック部品からなる。
 手持ちの武装が一切使用できなくなるが、代わりに軽量化と大きな推進力を手に入れた。肩関節は生きているので、三次元推進ノズルとして用いることができる。
・ホーンディフェンダー“マルゴ”
 複合樹脂で作られた防御用装甲パーツ。山羊の角のような意匠のため、おもに後頭部の汎用ジョイントに装備する。
 片方が途中で折れているのはデザインである。
・レッグユニット“マーシェンカ”
 鳥を模した逆関節の脚部パーツ。つま先で物を掴むことができ、“アーダ”の装備で失われた素体腕の代わりとして機能する。かかとの部分にジョイントがあるので、拡張性も向上している。
・エルロンヘッダ“プニン”
 飛行時における安定、機動補助のためのエルロン。マルゴの代わりに頭部に装備する。翼端にジョイントがあるので、ここにも武器を装備できる。
・レッグアセンブリ“シーリン”
 プニンと同じく飛行補助のための尾翼パーツ。蝶の後翅のような形が特徴。主に大腿部拡張ジョイントに装備し、プニン、および後述の“ローラ”と併用する。
・補助推進器“ローラ”
 大腿部から下を丸ごと換装するスラスター。マーシェンカの代わりに装備し、多くはシーリンと併用する。


武装状態:
ハーピィ・スタイル
 ナボーカの基本となる武装状態。空中戦、地上戦双方に高いレベルで適応する。
 ウラヂーミルを折りたたんだ時を収納体勢、写真のように横に広げウイングとして用いる時を通常体勢、肩基部関節を展開しウラヂーミルをサブアームとして使う場合を地上戦闘体勢と呼ぶ。ただしこれらの呼び名は便宜的なもので、どこからが通常体勢でどこからが地上戦闘体勢なのかという分け目はない。
 バトル時にはこれにさらに各種武器を追加する。

クストゥス・スタイル
 四肢をすべて補助推進器に換装し、翼パーツであるプニンとシーリンを装備した、空中専用の武装状態。全体が一個の飛行機械として機能するため、在来の飛行型神姫を凌駕する空中性能を有する。
 ただしハーピィ・スタイルにあった汎用性は失われており、この状態では地上に降りることもできない。
 離陸には専用のカタパルトを使う。